年間休日が90日しかない会社で働くことを検討している方に向けて、実際にそのような環境で働いている方々のYahoo!知恵袋での質問と回答を参考に、年間休日90日の仕事についてまとめました。
休日の少なさが違法ではないのか、働くとどのようなメリットやデメリットがあるのか、詳しく解説します。
知恵袋ユーザーの体験談
年間休日90日前後という労働環境で実際に働いている方々の生の声は、働き方を考える上で参考になるはずです。ここでは、Yahoo!知恵袋に寄せられた経験者の方々の声を詳しく見ていきましょう。
休みの少なさによる疲労とストレス
ある方は「週1休みだと1週間があまりにも長く感じる」と漏らしています。たった1日の休みの後にまた6連勤が始まるわけですから、心身共に疲れが溜まっていくのは想像に難くありません。別の方も「ブラック企業すぎる」と表現しており、休みの少なさがいかに過酷な労働環境であるかがうかがえます。
有給休暇が取れない実情
「工場勤務だと有給が取れないので実質的な休日は90日以下」という指摘も。法律で定められた年次有給休暇すら消化できないブラックな職場環境があることを物語っています。形式的には年間休日90日でも、それ以上に働かざるを得ない状況があるようです。
モチベーションの低下
休日が少なく給料も安いと、仕事へのモチベーションを保つのは難しいものです。「バカバカしくなる」といった声からは、労働環境の悪さによって仕事への意欲が失われていく様子が見て取れます。休みを十分に取れず、それに見合った報酬も得られないとなれば、いつか限界が来るのは必至でしょう。
会社都合のシフト変更
「夜勤明けなのに休めず、いきなり出勤させられた」といった事例も。こうした会社都合のシフト変更は、従業員の予定を台無しにするだけでなく、健康面でのリスクも懸念されます。年間休日90日という環境では、こうした理不尽な扱いを受けやすいのかもしれません。
理不尽な評価制度
ある工場勤務者の方は、「熱が38度以上でも現場で働いた」というエピソードを紹介。それだけ頑張っても、単に休まなかったことだけを評価され、仕事の内容自体は評価されていないようです。休みが少ない環境では、出勤していさえすれば評価される、といった表面的な評価制度が横行している可能性があります。
年間休日90日は少ない?違法?
厚生労働省の調査によると、労働者一人当たりの平均年間休日総数は116.0日。一方、法律上の最低休日日数は年53日以上と定められているため、年間休日90日は違法ではありません。ただし平均と比べると22.5%少なく、99日以下の休日しかない会社は全体の16.8%しかないことから、一般的には少ないと言えるでしょう。
年間休日90日の内訳働き方
年間休日90日の内訳は、シフト制の場合は「月7日休み×12ヶ月+6日(盆正月など)」、週休2日制の場合は「日曜+隔週土曜+α」といった形が多いようです。また1日の労働時間は7~8時間になりがちです。シフトは不規則になることが多く、連休を取得するのが難しいのが特徴と言えます。
年間休日90日のメリットデメリット
年間休日90日の数少ないメリットとしては、時給制や日給月給の場合はたくさん働いた分だけ稼げること、休日が少ない分仕事に集中してスキルを習得しやすいことが挙げられます。
一方でデメリットとしては、プライベートの時間が十分に取れず友人や家族との時間が犠牲になりがちなこと、平均的に会社の規模が小さい傾向にあることなどがあります。
まとめ
年間休日90日は違法ではありませんが、平均と比べるとかなり少ない部類に入ります。
当然ながら休日の少なさからプライベートが犠牲になりやすく、長期的に見ると体力面モチベーション面でのデメリットもあるでしょう。自分の理想のライフスタイルと照らし合わせ、慎重に検討することが大切です。
どうしても悩む場合は、転職エージェントに相談してみるのも一つの手段かもしれません。
参考にした知恵袋記事一覧
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